水耕栽培初心者にお勧めの野菜6選
土を使わず、専用液肥だけで栽培する水耕栽培は初心者の方でも簡単に始めることが出来ます。
そこで今回は、水耕栽培初心者の方に向いている野菜を6選ご紹介いたします。
栽培環境を整える
初心者にも簡単に始められる水耕栽培ですが、ただ、栽培環境だけは事前に確認しておく方が良いでしょう。
栽培環境と日照時間
植物は室内の窓辺の明かりだけで栽培できる種類もあれば、半日以上直射日光を浴びなければ生育できない種類もあります。
その為、最も失敗しない方法は環境に適した作物を栽培する事です。
環境の区分により植物は、陽性植物、半陰性植物、陰性植物に分けられていますので、栽培したい作物はどのくらいの日光(日照)が必要なのか事前に確認しておくと良いでしょう。
室内で採光が難しい場合には植物育成ライトを
半陰性植物なら、東南~南側の窓(すりガラスを除く)の窓辺で4~6時間日当たりがあれば植物育成ライトは不要でしょう。
日照時間が3~4時間の場合(東側の窓等)あるいは西~南側の窓の場合は、陰性植物の栽培は可能ですが、半陰性植物でも大きく成長しない事があります。
このような場合は、植物育成ライトで光合成を補助してあげると良いでしょう。
初めての種まきは秋撒きがお勧め
作物の栽培には春撒きと秋撒きがありますが、春は害虫が多いため初心者には害虫が少ない秋撒きが向いていると言われています。
室内で行う水耕栽培の場合ほぼ害虫被害はありませんが、春栽培では天気の良い日に2~3回外に出しただけでも、アブラナ科などはすぐにアブラムシがついてしまいます。
アブラムシは一度つくとなかなか取れないので、アブラナ科の植物を室内栽培で行うなら、外には出さないようにした方が良いでしょう。
お勧め野菜6選
私がお選びするのは、発芽しやすいもの、実が付きやすいもので、栽培して達成感を得られるものを厳選してみました。
1位:リーフレタス

サニーレタスは初心者向き
水耕栽培で最も簡単に作ることが出来るのは、リーフレタスです。
リーフレタスはキク科の植物で、春撒きと秋撒き両方があります。また、アブラムシが付きにくいので、春の気候の良い日にも外に出しておくことも可能です。
お勧めポイント

2026年 手前3つは播種後8日 奥は29日目
発芽適温15~20℃と幅があるので、種まきも3月上旬~5月上旬まで可能です。また発芽率も90%以上と高く、ほぼ失敗せず数日で発芽します。
半陰性植物であるため、発芽後は4~6時間の日差しがある窓辺に移せば十分育ちますので、比較的場所を選びません。
また、成長したら下の葉から摘んで、食べながら栽培を継続する事が出来ますので一株目と二株目の種を撒くタイミングを2週間ずらせばかなり長く栽培を楽しむことが出来ます。
栽培方法
栽培方法はこちらの記事をご参照ください。
2位:シソ
シソはキク科の植物で、こちらもアブラムシが付きにくいようです。
ただシソは光好性種子である為、発芽には光を必要とします。

ペットボトル栽培とハイドロボール。移植型容器に移植。
お勧めポイント
発芽適温は20~23℃と幅が狭く、25℃以上になると発芽しない点に注意は必要ですが、苗を購入しての栽培で手軽に出来る事、挿し木を楽しめる事から2位にいたしました。
陰性植物であるシソは室内栽培にもってこいと言えます。
株も大きく育ち、リーフレタス同様下の葉から摘んで食べても、上からどんどん新しい葉が出来ますので長期栽培も可能です。
栽培方法

ペットボトル栽培ではアルミホイルで藻対策
初心者の方で、水耕栽培を試してみたいと言う方にぜひ勧めたいのがペットボトル栽培です。
こちらの記事で栽培方法と容器の作り方をご紹介していますので、ご参照頂ければと思います。
3位:こかぶ

百均の蓋つき容器は水耕栽培にピッタリ
葉菜類が多いアブラナ科ですが、まん丸く成長するこかぶは経過を見ていてもとても楽しい物があります。
お勧めポイントは
実をつける野菜は陽性植物が多いようですが、こかぶは半陰性植物です。その為明るい窓辺で十分な採光があればまん丸に栽培する事も可能です。
ただし環境要因かとは思いますが、思った以上に小ぶりになる為、3位にいたしました。
栽培に向いている容器

6株植えの容器で5株栽培。4株植えで光合成の確保が望ましい。
2株~4株植えられる多株移植型容器が良いでしょう。実はこぶりながら葉はそこそこ広がる為、互いの光合成が邪魔し合わないように株間をとるようにします。
4位:葉菜類全般

秋撒きの収穫:こかぶ・チンゲン菜・シュンギク・
半陰性植物の葉菜類は水耕栽培に向いています。
大きく育つかどうかは、どれほど光合成をさせられるか(日照時間の確保)と根を大きく育てられるか(容器の大きさ)に依存します。

リーフレタスやチンゲン菜は根も葉も横に大きく育つのが特徴
5位:ラディッシュ・はつか大根

播種から11日目のラディッシュ。赤い茎の部分でいずれ実がなる。
ラディッシュも真夏と真冬を除いて通年栽培が可能です。
発芽適温15~25℃とリーフレタスよりも幅があり、発芽率も95%以上と高く、まず失敗せず3日で発芽します。
ただ、陽性植物である為6時間以上の直射日光(と同等の光)が必要なため、室内栽培なら植物育成ライトがあった方が良いと思いますので5位にしました。
おすすめポイント
発芽に失敗しない為、初心者向きです。また、何度も種まきをできるので、時間差で撒けば常に新鮮なラディッシュを頂くことが出来ます。
栽培方法と容器
栽培容器にお勧めするのは成長段階に合わせて液肥の量を増やせる移植型の多株(6株)植え容器です。

3㎝ポットは小さい為5㎝以上のポットを使用
ただしポットが小さすぎると破壊しますのでご注意を。
通常土耕栽培では、ラディッシュは土の上の方へと成長しますので、赤い実が土から見えてきたら土をかぶせて圧着させます。
こうする事で実が抵抗をして大きくなるのですが、水耕栽培では土をかぶせる必要はありませんが、そのせいか、やはり実は小ぶりにはなるようです。
6位:ミニトマト~レジナ~

ミニトマト(レジナ)はインテリアとしてライトと一緒に
半陰性のミニトマトもお勧めですが、中でもレジナは背が低く改良した品種なので水耕栽培にお勧めです。
種はホームセンターにあまり置いていないようで通販での購入になる事、発芽が10日くらいかかる事、植物育成ライトはあった方が良い点で6位にしました。
おすすめポイント
背の高いミニトマトが一般的ですが、家庭での水耕栽培ではそれを支えることが出来る容器づくりは大変です。
この点レジナは背が低く品種改良されたものですので、実をつけた時の重さに耐え得るしっかり目の容器さえあれば栽培は楽しく、かつインテリア性にも優れています。
栽培方法と容器

2026年5月 9cmの大型ポットに移植し、ハイドロボールで苗を固定
大きな株に育つ場合、一株~二株移植型容器を使用し、3cm 5cm 9cmのポットの中で最も大きい9cmポットに移植をします。
茎の固定はハイドロボールが良いと思います。
※下の画像はウレタンスポンジがあったので、茎の固定に使用してみましたが、思った以上に育ち実もつくため、最終的には不安定になります。

2022年 6月 苗が大きくなったら1~2株にして光合成の邪魔にならないように。

実が沢山なりました。
いずれの野菜も、いかに株を大きく育てるかが重要になりますので、是非試行錯誤しながらお試しになると良いと思います。


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